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寺田 博海; 片桐 政樹; 若山 直昭
日本原子力学会誌, 23(10), p.762 - 771, 1981/00
被引用回数:1 パーセンタイル:24.39(Nuclear Science & Technology)高温ガス炉やIn-pileガスループなどにおける一次系配管機器にプレートアウトしたFP核種を定量する目的で開発した「FPプレートアウト非破壊定量測定法」に対して検証実験を実施した。本FPプレートアウト非破壊定量測定法では、配管内面のプレートアウト密度(Ci/cm)を求めるためにプレートアウト換算係数を用いている。この換算係数は、本測定法において最も重要な量であり、理論式と実験式とを組み合わせた近似的計算手法によって求めている。今回行なった検証実験では、点状の標準線源を利用してプレートアウト模擬装置を製作して、実際の換算係数を実験によって求め、近似計算による換算係数との比較を行なった。比較の結果、カンマ線エネルギー100keV~2MeVの範囲で、実験値と計算値は良く一致した。このことから、換算係数の近似的計算法の妥当性が実験によって検証されたといえる。
寺田 博海; 片桐 政樹; 高橋 秀武; 若山 直昭
Journal of Nuclear Science and Technology, 17(3), p.225 - 240, 1980/00
被引用回数:2 パーセンタイル:33.82(Nuclear Science & Technology)高温ガス炉一次系配管の内面に沈着するFP核種のプレートアウト密度を非破壊で定量測定する方法の開発を行なった。配管の内面に沈着した核種が放出するガンマ線を鉛コリメーターを取り付けた可搬型Ge(Li)検出器を用いて外部から走査する方式である。OGL-1における最初の被覆粒子燃料高温照射試験が行なわれた後の一次系配管に対して、本方式によるFPプレートアウトのIn-situ測定を実施した。測定したガンマ線スペクトルから同定された核種は、I,I,Zr,Nb,Cs,Ag,Mo,La,Co,Co,Mn,Cr,Zn,Fe,Sb,Sb,Ta,Hf,Na,Sc、などであった。また、これらの核種のプレートアウト密度は10~10Ci/cmの範囲にあることが検出器の較正実験と解析計算とから求めた換算係数を用いた定量により明かになった。